近代麻雀 12/1号


今月1日発売、キンマの本丸。キンマ3誌のうちオリジナル・ゴールドの2誌が迷走するなか、質の高い誌面を保っている。定価はいつのまにやら30円上がって380円。

  • 表紙は哭きの竜外伝。タバコ持ってツモるのは良くない。
  • 巻頭カラーはどうやら人気らしい「4コマ&ショートシリーズ」。今回はカラスヤサトシの「まあじゃん太平記」が登場。アフターヌーン「愛読者ボイス選手権」の欄外マンガと同様、身の回りをネタにしている。目の付けどころが独特で、マンガンクラスの面白さ。
  • 続いて巻頭グラビアは「麻雀レトロゲーム回顧録」。1983年から1994年までの、印象的な麻雀ビデオゲームの数々を紹介している。ただし脱衣はナシ。秀逸な企画である。
  • もひとつグラビアは、ヨーロッパ麻雀選手権のレポート。役の申告は英語らしい。
  • カラーの締めは「東風のカバ」。堂々とした展開で魅せる。次号も楽しみ。
  • 連載は以下の通り(目次掲載順)。
  • 単行本第1巻が11/7に発売となる「哭きの竜・外伝」(ISBN:4812464013)。だんだん違和感がなくなってきた。感想については、単行本を読んでからまとめてみたい。
  • 新章突入「むこうぶち」は1歳の赤ん坊が焦点。最近敵が色物化しているが、今回のオチが非常に楽しみである。
  • 「ドラマ化決定!詳細は次号!」な「オバカミーコ」。2ちゃん麻雀板ではアニメ化じゃないの?という声もあるが、業界情報によればドラマで間違いない模様。片山まさゆきの狙いがまさに的中したことの表れだと思うので、喜ばしい限り。
  • 面白くない訳ではないが、どうもしっくり来ない「リスキーエッジ」。ヒロインの使われ方が古いような、そうでもないような。
  • コラム「麻雀で食え」(山崎一夫)は西原理恵子のカットが復活。今までも昔のものを使いまわしていて、特に違和感はなかったのだが。
  • 東京六大学麻雀No.1決定戦の情報。今週末から来月にかけて、大学ごとの予選を開く予定とのこと。以下転載(発売日の情報なので、締め切られていたら悪しからず)。
    • 11/20 早稲田@麻雀ワセダ(高田馬場)
    • 11/27 慶応
    • 12/4 法政
    • 12/11 東大
  • ところで、最近業界の笑いを誘っている「日テレ雀ニック」が六大学を回っているのだが、これは何か関係あるのだろうか。
  • 2004年12月15日号の「パパカリ」以来の登場は上西淳二。人間模様を描くのにページを使いすぎて、すっきりしないラスト。雰囲気は何となく好き。
  • 「遭った」は萩原聖人ゲスト。アニメ「アカギ」の携帯サイトでは、着ボイスが聞けるらしい。
  • 広告、渋谷「悠遊」。赤3枚+金五索+白ポッチのヤバゲな画像。お笑い好きの知り合いが、何か有名な芸人さんが来るって言ってた(無責任な噂システム)。

【参考】

勝つ気のひとや

野宮

昔を思ふ。花の袖。
月にと返す。気色かな。


能「野宮」

月の明るい一夜、普段は負けない麻雀を信条としている自分が、珍しく気負って勝つ気で打ってみた。当然のように大敗した。ひとやは牢獄の謂であり、勝ちに執する性ならば、生きている限り囚われていくのだろう。「野宮」六条御息所を思う。秋更ける。
『かの人や月』3巻(いくえみ綾)(完結)読了。言うことない素晴らしさ。

ブックマークとRSS運営中

はてなブックマーク」と「はてなRSS」を始めてみた。ブックマークは、麻雀関連で目に付いたものを適当にクリップするもので、RSSは、RSS形式で検索結果を吐いてくれるサイトから「麻雀」「マージャン」に関わる情報を取得するもの。

どちらもイマイチ活用しきれていないが、何か高度な活用がみつかるまでは、適当に運営していくつもりである。麻雀サイトのネタに困ったときに、少しは役立つかもしれないので、よしなに。

駒場祭の萌えっ娘と麻雀をしよう

自分がmixi内の日記にメモしたことを、Miekiさんが自身の「麻雀ブログ」で取り上げたものに補足。ややこしくて申し訳ない。

主催は東大の麻雀サークル「白」で、ルールは下記のページに。

他の学園祭での麻雀イベントについては、最新の「月刊プロ麻雀」12月号に情報が載っている可能性が高い。今のプロ麻雀の編集部には「白」の部員が参加しているし、編集長はニューロンの池谷氏だから。まだ入手していないので、読んで何かあれば紹介したい。

♪ドンドンファンファン連連看

ma-jan2005-11-01

ドンファンファン伯爵の声は山本正之が担当してるんだよ、とトリビアを振りまきながら、中国のFlashゲーム「麻雀連連看(マージャンレンレンカン)」(冒頭画像)をプレイ。

「連連看」はいわゆる二角取り、上海系のゲームをさす中国語。QQゲームにもあるが、上に挙げたものは簡単で、しかも落ち物の要素が加わっていて面白い。軽い暇つぶしにオススメ。

近代麻雀ゴールド 12月号とそのリニューアル

今月24日発売、定価380円。

リニューアル

今月号で雀鬼関連の連載記事が終了。それらは12月22日に創刊される新雑誌「JANKI-RYU(仮称)」へと移動する模様である。
【先月もしくは今月で終了した作品】

  • 雀鬼サマのオキテ 谷口亜夢
  • ごっこ雀鬼と愉快な仲間たち ちばゆうこ
  • 牌の音 中村毅士+安田潤司
  • 雀鬼への手紙(リレーエッセイ)
  • 雀鬼さまのワンポイント後始末(コラム)
  • 牌の音へ還る(コラム) 安田潤司

【続行される作品】

終了作品が、新雑誌に移動するかどうかは不明。とりあえず告知の中には名前が載っていなかった。
ゴールドは「雀鬼のための雑誌」と評されるほど、創刊号から雀鬼と深く関わっており、特に2005年2月号以降は雀鬼関係の記事が大半を占めていた。結果、サークルの会誌にも似た異様な雰囲気を持つに至り、一部の読者の間でその方向性が危ぶまれていた。
リニューアルの原因については、

  • 雀鬼と編集部の確執(2ちゃん麻雀板)
  • 雀鬼の求心力の低下による売り上げの低下
  • 麻雀店広告の減少(参考:OHP)

などが噂されているが、真相は分からない。

感想

さて、リニューアルしたゴールドの感想だが、再録と思しき作品が多く、パワーダウンは否めない。良くも悪くも雀鬼は雑誌の看板であり、それに代わる中心が求められるところである。

  • 表紙は土山しげる「ZENZA-MAN」。打って笑ってポンポコリン、とリニューアル感あふれる?アオリ。ちなみに2005年2月以降の表紙のアオリを振り返ると、7月号がピークだったと言えよう。
    • 2月号:「本物!雀鬼流
    • 3月号:「マージャン、リズムだよ。」
    • 4月号:「型こそ全て!!」
    • 5月号:「押してダメなら抜いてみな!!」
    • 6月号:「掟に生きる。」
    • 7月号:「無限のエネルギー」(表紙画像)
    • 8月号:「美意識で戦え。」
    • 9月号:「強く!!明るく!!元気良く!!」
    • 10月号:「ようこそ!!マージャン楽園へ!!」
    • 11月号:「癒しと和みの夢空間
  • 巻頭グラビアは「雀鬼からゴールド読者のみんなへラストメッセージ」。ゴールド17年間の思い出を雀鬼が語る。さすがに読むべきところが多い。保存しておく価値がある。
  • 続いて新雑誌「JANKIRYU桜井昇一(仮)」の紹介。雀鬼と親しい著名人の名前が並ぶが、ヒクソンがいない。あと、ちばてつやが気になる。
  • 連載は以下のとおり(目次掲載順)。
  • 看板候補の「狂い咲き麻雀道!」。今月も暑苦しく展開して面白い。
  • 「ツモっ子どうぶつ」。最初は雑誌のカラーに合わない気がしていたが、やっぱり施川ユウキは凄い。このポジションで面白いなんて。
  • ロドリゲス井之介の読切「スターきらきら」オチは一体どういうジョークなのだろうか。
  • 「笑って!ダディ!!」「西太后の牌」「極楽荘で会いましょう」の3作品は恐らく再録。もしそうでないにしても、どこかで読んだような気がする。
  • 「バビロン大学麻雀科学研究学部」はもはや定番とも言える怪しげな統計。「泣きの一回」の勝率なんて、どうやって集計したものかしら。

【参考】

ツモール紹介ページ

ツモール紹介のページを新規作成した。ツモールとは"Tools for Supporting Your Mahjong Life" の略称で、izumickが作成した、麻雀サイトを気軽に運営するための支援ツールのこと。
とりあえず利用者の多い「パイガ」(ブログなどに牌画像を挿入するためのページ)の説明を追加した。

パイガを運用して1年になるが、サーバに特に大きな負担がかかっているという事もない。これから麻雀サイトを始めようとする人、あるいは今運営している人に、広く使っていただければ幸いである。
【参考】
似たようなサービスとして、

などがある。